こんにちは。藤村です。
今回は、「ユニバーサルデザイン」のおはなし。
よく、「バリアフリー」と一緒に考えられがちですが、
違いがきちんとあります。
■バリアフリー
当初から障害・障壁(バリア)のある状態で
高齢者や障害者が生活するうえで、妨げとなるこの
バリアを取り除くこと。
ex.)
・住宅内の段差解消
・ドアノブを回して開ける「開き戸」から
単純に手を添えて開けられる「引き戸」への変更など
物理的な障害だけでなく、コミュニケーションや
目に見えない社会的・心理的なバリアを除くことも
含まれます。
これに対して、ユニバーサルデザインは、当HP家づくり用語集
にも載っていますが、⇒用語集
年齢・能力・体格・障害の有無などによる区別がなく
だれもが使いやすいデザインを設計段階から目指して
います。
住宅に限らず、まちづくりレベル(点字ブロックや
ノンステップバス・公共施設のスロープなど)や自動車
などの大きなものから…
家具・家電・日用雑貨・調理器具・食品など小さなものにまで
幅広く活用されています。
ユニバーサルデザインは、使いやすさだけでなく
使う喜びでその人が元気になったり、人生が楽しく
なったりする良さも併せもっているのです。
例えば、最近の「補聴器」の中には、カラフルで
おしゃれなものもあり、抵抗感なく身に付けられる
種類もあるのだとか。
また、「これのどこが…?」と思うようなものでも
実はその使いやすさを実感している別の人がいたり、
さりげない機能性もユニバーサルデザインならではの
良さです。
【↑実はカードにも…
視覚障害者に指の感覚でその種類が判別できるよう
工夫されているのです。】
もうすぐ、クリスマス☆
プレゼントにもう一工夫!という方は
ユニバーサルデザインの品物を
贈ってみてはいかがでしょうか??