こんにちは。藤村です。
今回は外出時に使用する「手すり」について
お話しましょう。
(※画像はクリックすると拡大できます。)
■玄 関
玄関は上がりがまちによる段差があるため、
不便を感じる方が多いと思います。
この上がりがまちを安全に昇降するために、かまち際の
壁面に縦手すりを設置します。
手すりの上端は玄関ホールに立った利用者の肩の高さより
も10㎝上になるように設置します。
【↑低すぎても使いにくいため、取り付け高さはとても重要です。】
もし握力が十分でなければ…
①段差の傾斜に平行に取り付けるか…
②上下二段に設置して両手で支えながら横移動で
昇降するという方法もあります。
※「式台」=段差解消に用いる台。
玄関先にある一段低くなった板敷きのこと。
■アプローチ (屋外階段・スロープ)
アプローチには、緩やかな勾配のスロープや階段が設置
されることもあります。
たとえ2~3段の階段であっても、手すりの取り付けを検討
しましょう。
また、屋外で使用するため、材質は耐候性があり、
真夏・真冬に配慮して金属が露出したものは避けます。
(樹脂仕上げなど感触のよいものもあるそうです)
もし階段やスロープの通路幅が広く余裕がある場合は、
中央にも手すりを設置しましょう。
昇降の際に、両手でつかまる事ができるからです。
【アプローチ・屋外階段のイメージ図】