こんにちは、藤村です。
前々回の「なぜ段差はある?」(⇒こちらからどうぞ)
でご紹介したように住居には様々な意味を持つ段差があります。
今回は「段差解消の対処方法にどんなものがあるのか?」
という内容でいきたいと思います。
例えば、「玄関戸下枠や建具の敷居にある段差」。
これは、別室の光の漏れやすきま風を防ぐ目的で意図された段差ですが、
段差も解消しつつ、その機能もちゃんと維持したい!という
場合は、「エアタイト」と呼ばれる装置が便利です。
【↑ドアを閉じると、建具枠で突起が押されて
タイト材が自動的に降りてくるしくみ。
ドアを開けるとタイト材は引っ込みます。】
なお、建具等の敷居の段差は、5mm以下ならば「段差なし」
として許容されています。
「段差なし=0mm」と考えがちですが、実際完全に段差を
なくすのは難しいため、許容されているそうです。
(品確法・日本住宅性能表示基準→用語)