こんにちは、金曜日担当のきんちゃんです。
ここのところ寒くなったり、暑かったりと温度変化が激しいこの時期ですが、
体調管理には気を付けないといけないと感じております。
今回は、「すきま風」についてお話させて頂きたいと思います。
今回も「日本経済新聞」 2007年1月27日 土曜日の記事から
興味深い内容が載っていましたので、ご紹介します。
昔は冬のすきま風を
「賊風(ぞくふう)」という言葉で呼んでいたそうです。
その言葉を初めて聞き、実に的を得ている印象を受けました。
巷で“厄介者扱い”の「すきま風」ですが、
それを通さないよう、住居には様々な工夫がされています。
例えば、普段利用している「カーテン」の下端を床に付くようにする方法や、
畳の下に断熱シートを引き、
長押(なげし:日本建築で柱から柱へと水平に打ち付けた材のこと。)
の後ろにあるすき間をふさぐことが、
戸建住宅を中心に進められています。
今では、新築住宅やマンションを購入する時の判断基準の一つに
「C値」というものがあります。
C値とは、物の気密性能をあらわす値です。
延床面積あたりのすき間面積のことで、ゼロに近いほど
すき間が少なく、気密性能が高くなります。
つまり、数値が小さければ小さい程、快適に過ごせるのではないでしょうか。
【C値の測定の様子】
次世代エネルギー基準はこの数値を5.0㌢㎡/㎡以下と定めています。
つまり30坪(約100㎡)の家では、
500㌢㎡(約22cm角)の隙間があることと一緒になる訳ですね。
「そんなに大きな隙間が?」
と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、
気密を考慮していないような一般的な住宅では
この数値が10.0㌢㎡/㎡程度になるというから驚きですね。
(約31cm角の隙間に相当)
最近の住宅では、
3.0㌢㎡/㎡~1.0以下なんていう住宅もあるくらいですから、
世の中変わりました・・・。
今では住宅選びの重要な要素の一つになっている『C値』
住まいの快適性をお求めの方は
ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
【Q値について はこちら。】
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