こんにちは、藤村です。
今回は玄関の段差についてのご紹介です。
玄関でまず目に付く段差といえば、上がりがまちでしょう。
この上がりがまちの段差は、18cm以下がよいと推奨されていて
(『長寿社会対応住宅指針』より)最近の住宅ではこの水準が
守られているそうです。
ただ、古い戸建住宅では上がりがまちの高さが
30cmほどもあり、やや高めです。
この場合、見たことのある方もいらっしゃると思いますが、
「式台」と呼ばれる台で段差幅を分割します。
式台は階段のようにして昇降して使用するのが一般的ですが
玄関の広さによって使い方がかわってきます。
狭い場合は、土間と式台の仕上げ材を統一して式台の上で
靴の着脱をします。
広い場合は、屋内床と式台の仕上げ材を同じにして
土間部分で靴の着脱をします。
※土間=地面と同様に土足で使う部分
なお、式台の奥行幅は余裕をもたせて40cm以上とされていますが、
足が不自由な人は、二足一段昇降(一段ずつ両足をそろえて
昇降)となるため奥行幅を50cm以上確保します。