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視覚から考える住すまいづくり①

こんにちは、藤村です。

私たちは、日常生活で必要な情報のうち
80%以上を視覚から得ているそうです。
もしも、この視覚に何らかの障害があった場合、
当然日常生活に不便が生じます。

そこで本日は、視覚に障害のあるケースに応じた
住環境づくりのお話をしたいと思います。

「視覚障害」と言ってもその症状は様々。
視力が著しく低下し、そこから様々な不便が生じる
「視力障害」。
目を動かさずに見える範囲(視野)が狭くなる「視野障害」。
大きくこの2つに分かれます。


視力障害のひとつ「盲(もう)」は視覚に頼ることができず、
読み書きは点字を使い、移動歩行するときは白杖
(はくじょう)を使って一歩先にあるものを確かめ
ながら進みます。

住居内では、家具や壁に触れながら移動することが
多いので、なるべく凸凹にならないように配置を決めます。
間取りは直線的で動線の短いシンプルなものが住みやすいようです。
そして、ドアは半開きの状態だと危険なので、引き戸にすると安全です。


s-yukazai.JPG s-yukazai2.JPG s-yukazai3.JPG


また、各部屋の床材を異なる材質にして、足の裏の感覚から
どの部屋にいるか判別できるように工夫します。
目の見えない人にとって、それだけ情報が不足するため
住居内に目印となるものが必要だからです。

次回も視覚障害に関する住環境づくりについて
ご紹介します。


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2007年04月12日 17:45に投稿されたエントリーのページです。

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