こんにちは、藤村です。
本日は前回に引き続き、視覚に障害のあるケースに応じた
住環境づくりのお話をしたいと思います。
今回は「弱視」の方や目に「かすみ」を感じる方にとって
どんな工夫をすることで住み心地がよくなるかご紹介します。
「弱視」は、両目の矯正視力が0.3未満、擦りガラスを
通して見ているような「かすみ」を感じる方が多くいらっしゃいます。
また目の「かすみ」は、白内障や緑内障などの症状にもあらわれ
目の不自由を感じる方が多くいるのも事実です。
このようなケースでは
一般的にコントラストの識別が難しいので、
同系色の家具や床材、壁などを使用するのは避けたほうが
安全です。
(たとえば部屋全体を白で統一するのはNG!)
↑様々な色のコントラスト
また照明が暗すぎると見えにくかったりするので、
十分な明るさも必要ですが
ただ、単に明るくすればよいのではなく
白内障の場合は極度のまぶしさを感じる症状があるため、
照明器具を慎重に選ぶ必要があります。
次回は、住居内の各部分の工夫に関して
具体的にご紹介したいと思います。
何かご質問がございましたらこちらまで。