こんにちは、藤村です。
本日は、車いすを使用する方にとって
使いやすいカウンター式の洗面台について
ご紹介します。
一般的に洗面台は下部が収納棚になっている
タイプのものをよく見かけますが、
「カウンター式」のもので、台の下に
スペースのあるものが良いそうです。
車いす対応の洗面カウンターは、台の厚みが薄く
奥行きがあるので、いすが奥まで入りやすくなっています。
また車いすのアームレスト(腕をかける部分)
とぶつからないように高さを調整します。
ポイントは洗面台の高さですが、
台を高く設置してしまいますと、使用中
水が腕を伝って床にこぼれやすくなってしまいますので
取り付ける位置をしっかり確認することが大切です。
また下部の排水管は、使用する人の膝や
いすに当たらないように、パイプを
後方または左右にずらします。
さらに洗面台の鏡は、腰掛けた状態で
胸から上が映り、立った状態で顔の見える大きさが
最適です。
最近では、家族それぞれの使いやすさにあわせて
高さを調整できる昇降式の洗面カウンターも
市販されているそうですが、
奥行きまで考慮されたものはあまりないそうです。
次回は、洗濯機・乾燥機の設備についてご紹介します。
(参考文献:
福祉住環境コーディネーター検定試験2級公式テキスト 東京商工会議所刊より)
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