こんにちは、藤村です。
本日は、「廊下の幅」についてご紹介したいと思います。
最近は、住居内で車いすを使用するご家庭も増えてきているようで
移動する際に、この「廊下の幅」がネックになっている
ケースも少なくないようです。
日本の在来工法(⇒用語)では、尺モジュールが
用いられていますが、実際車いすを使用するとなると
幅に少々余裕がないのが実状です。
尺モジュールの場合、有効幅員は最大で78センチですが、
車いすの横幅は
自走用で62~63センチ
介助用で53~57センチ
となり、それぞれの幅に10~15センチをプラスした
寸法で直進通行が可能のなるのだそうです。
ただし、廊下を直角に曲がって室内に入る場合は
スペースの配慮が必要です。
自走用車いすの場合は
廊下幅78センチのとき、建具幅が95センチ
廊下幅85センチのとき、建具幅が85センチ
介助用車いすの場合は
廊下幅が78センチのとき、建具幅が75センチ
必要になります。
上記の寸法は、おおまかな目安なので
実際に動作を行ってみて確認してみるとよいと思います。
(参考文献:
福祉住環境コーディネーター検定試験2級公式テキスト 東京商工会議所刊より)
次回は、廊下の「床材」についてご紹介します。
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