こんにちは、藤村です。
本日はトイレの設備に関するお話を
ご紹介したいと思います。
便器については、前回簡単にお話しましたが、
(⇒記事を読む)
今回も少しふれてみたいと思います。
車いすを使用する場合は、車いすが便器になるべく
近づけるように下部の「くびれ」が大きいものを
選びます。
これは、フットレストの部分が当たりにくいようにする
ためです。
なお、便座の高さは、車いすの座面と高さを揃えて
約45cmほどの高さになります。
一般家庭でもだいぶ普及した温水洗浄便座は
使い心地がよくて、座ったときの便座のヒヤッとした感じもなく
排泄後の後始末も楽なので、高齢者や障害をもつ人に
よく適しています。
操作するリモコンやスイッチを取り付ける位置については
あらかじめ、目安をつけておくといいと思います。
また、寝室の隣にトイレを配置する場合は、夜中に
排水音で目を覚まさないように、消音便器
を選んでみるとよいそうです。
さらに、臭気を除くために換気扇を取り付けたり、
換気機能、消臭機能のついた便器等で工夫する方法もあります。
個室内の照明スイッチは、「ワイドスイッチ」と呼ばれる
手のひらで軽く触れるだけで消灯ができる
大きめのものが使いやすく、
高齢になると指先の力が弱まって、
思うよりうまくスイッチの入切ができなくなるので
こんな小さな点も考慮してみるのもいいと思います。
(参考文献:
福祉住環境コーディネーター検定試験2級公式テキスト 東京商工会議所刊より)
セレシスへのお問い合わせはこちらからどうぞ。