こんにちは、藤村です。
本日は、浴室で使用する設備について
ご紹介したいと思います。
まず、水栓金具からご紹介しましょう。
水栓金具はできれば、キッチンや洗面台と
同じ操作方法でできるものにします。
たとえば、キッチンの流しがアップ吐水で
浴室や洗面がダウン吐水の場合、
湯水を止めようと操作しても誤って勢いよく
湯水を出してしまう誤操作を起こしやすいからです。
▲アップ式の水栓金具
また、入浴に介助が必要な場合は、可能であれば
シャワー水栓を複数設けると便利です。
ひとつは、洗い場での洗体に用いて、
もう一方は、介助する人が使いやすい位置に設置します。
続いて「暖房設備」についてです。
浴室と他室との室温差によって、高齢者の体に
与える影響は大きいので、洗面・脱衣室のみでなく
浴室にも暖房を設置するのが望ましいようです。
市販の浴室用ヒーターは
体を直接温めてくれるので、効果的です。
▲浴室用ヒーター (防滴対応仕様)
なお、ファンが内蔵された浴室用の暖房と乾燥兼用の
器具もあるそうですが、あくまでも入浴前の浴室を
温める用途で使用するので、入浴中は使用しません。
これは、皮膚についた水滴を急速に蒸発させ
体の熱を急激に奪うことになるので避けます。
浴室は、住居の中でも特殊な場所です。
キッチンに並んで安全な設備を選びたいところですね。
(参考文献:
福祉住環境コーディネーター検定試験2級公式テキスト 東京商工会議所刊より)
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