防犯住宅を考える ~侵入犯の生態②~
こんにちは『タムタム』です。
前回から 『侵入犯の生態』 について
お話させて頂いております。
最も多い 『空き巣』 の手口について学び、
侵入犯の生態を把握していく必要があることは、
前回お伝えしましたが、
それでは侵入犯は、
どのようにして 『空き巣』 を行うのでしょうか?
今回はその辺りを中心にお話をしていきたいと思います。
まず始めに犯人は、
犯行に及ぶ前に2~3日かけて
「交番は近くにあるか?」 「その家は人目につきにくいか?」
などを入念に調査した上で犯行に及ぶとされています。
そして犯行の直前には、
狙った家のまわりを2、3回ほど巡回してから、
安全性などを確認する傾向にあり、
「インターホンで家内は留守か」 「郵便物は貯まっているか」 「カーテンの閉まり具合はどうか」
といった、最終的なチェックをおこなってから
犯行におよびます。
意外なようですが熟練者ともなれば、
このように 『緻密に』 且つ、 『計画的に』 犯行を進めていくようになるそうです。
それではこのような侵入犯に対する防止策は、
どのように行えばよいのでしょうか?
それは、巡回時の侵入犯の心理状況を考えると、
おのずと答えは見えてきます。
つまり、巡回時は 『とにかく冷静に保つことが難しく』 、
何よりも人の目を気にします。
そしてその際に、『声をかけられる』 と、
なんと侵入犯の6割が犯行を諦めるという調査結果が出ているのだそうです。
つまり怪しい人に声をかけるだけで、
未然に空き巣を防げるということですね。
【参考画像:長野県警サイトより】
「何をされているのですか?」 「何か○○さんに用事ですか?」
といったようなセリフが言い難いようであれば、
「今日はいい天気ですね。」 「これからどちらまで?」
というような、お決まりの挨拶でも構いません。
『ウチは共働きだから・・・』
といった方もいらっしゃると思いますが、
こういった心構えは、
是非、複数の方を巻き込んでおこなって頂きたい とも、
記述されていました。
つまり、
「怪しい」と思ったら話かける 『個人の防犯対策』 の他にも、
近所の人に相談して声をかけてもらう 『地域の防犯対策』 も重要
ということのようです。
日頃からの心がけを忘れず、地域の方を巻き込んで、
防犯対策をしっかり練っていくことをお薦めします。
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