こんにちわ、だぶるです。
先週から続いております 『活動レポート【様々なご相談】』 を
本日もご紹介させて頂きます。
イレギュラーな相談内容を集めてみましたので、通常のサポート内容とは多少異なりますが、
参考に出来る部分はしてみて頂ければと思います。
【※前回の記事はこちらから】
さて、今回のご相談内容は、あるお客様からのものです。
このお客様は土地をすでに購入されており、
参考プランのようなものが入るかどうか伺いたいとのことでした。
さっそく参考プランを拝見すると、
道路から下ったところに玄関がある、いわゆる半地下タイプの建物間取りでした。
一般的に斜線制限の厳しいエリアでは、
『室内の各階の天井高さがとても低くなってしまう間取り』になるのであれば、
『半分地下にして、各階をゆったりとる間取り』の方が、
合理的という気もするのですが、
お客様がその危険を理解されていない場合もあるので、
一応説明をさせて頂きました。
最近では東京都の下水道局のHPでも 『半地下』 が懸念されている点や、
半地下部分に水周りがある場合は逆流の危険性もある点、
そして何より、『ゲリラ豪雨』 が当たり前のこととなった近年では、
臨時的ではなくて、日常的な配慮(対応)が必要であることをお伝えしました。
その他、この参考プラン上で気になる箇所も説明し、
(階段下のトイレが廊下から1段下がった位置にあること)
(参考プランの駐車スペースではかなり窮屈であること 等)
結論として、参考プランを建築することは、
理論的には可能であるという説明もしました。
その後、この方からの連絡は無くなってしまったので、
結局、半地下の建物を建てられたかどうかは分かりませんが、
私の説明を理解(リスクを理解)した上で、
対応(判断)をして頂いていたら嬉しいなと思いました。
近年は本当に局所集中型の豪雨が多いので、
水の流れを意識した外構計画と、建物検討をされた方が良いと思います。
ぜひ、参考にしてみて下さい。
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