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浴室 アーカイブ

2007年11月22日

浴室④ ~その他設備~

こんにちは、藤村です。
本日は、浴室で使用する設備について
ご紹介したいと思います。

まず、水栓金具からご紹介しましょう。
水栓金具はできれば、キッチンや洗面台と
同じ操作方法でできるものにします。

たとえば、キッチンの流しがアップ吐水で
浴室や洗面がダウン吐水の場合、
湯水を止めようと操作しても誤って勢いよく
湯水を出してしまう誤操作を起こしやすいからです。


bathroom006-.JPG

 ▲アップ式の水栓金具


また、入浴に介助が必要な場合は、可能であれば
シャワー水栓を複数設けると便利です。
ひとつは、洗い場での洗体に用いて、
もう一方は、介助する人が使いやすい位置に設置します。

続いて「暖房設備」についてです。

浴室と他室との室温差によって、高齢者の体に
与える影響は大きいので、洗面・脱衣室のみでなく
浴室にも暖房を設置するのが望ましいようです。

市販の浴室用ヒーターは
体を直接温めてくれるので、効果的です。

bathroom007.JPG

 ▲浴室用ヒーター (防滴対応仕様)

なお、ファンが内蔵された浴室用の暖房と乾燥兼用の
器具もあるそうですが、あくまでも入浴前の浴室を
温める用途で使用するので、入浴中は使用しません。

これは、皮膚についた水滴を急速に蒸発させ
体の熱を急激に奪うことになるので避けます。


浴室は、住居の中でも特殊な場所です。
キッチンに並んで安全な設備を選びたいところですね。


(参考文献:
 福祉住環境コーディネーター検定試験2級公式テキスト 東京商工会議所刊より)

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2007年11月15日

浴室③ ~浴室の手すり~

こんにちは、藤村です。
本日は、浴室の手すりについてご紹介します。

手すりは、その用途によって形状が異なります。

また、手すりを取り付ける場所もよく検討しなければなリません。


bathroom004.JPG

「縦手すり」は、浴室内に出入りするときに使ったり、
洗い場の立ち座り、さらに浴槽の出入時に用います。

「横手すり」は洗い場を移動する際に手を掛けて
使います。

横と縦を取り入れた「L字型手すり」は
浴槽内での姿勢の安定と浴槽からの立ち座りを
する際に使います。

bathroom005.JPG
 ▲L字型手すり


手すりの直径は、28~32mmくらいが握りやすく
力も入れやすいそうです。
また材質は、合成樹脂製のものや樹脂でコーティング
したもの、ステンレス製のものが浴室に適しています。


最近では、浴槽縁に直接はめ込む「簡易手すり」が
普及しているようですが、これは立位での
浴槽へのまたぎ越しや
浴槽内での体の安定性を保つのに便利です。

ただし、あくまでも「簡易」なのでこの手すりに
全体重を掛けると、はずれる危険性や
ベンチから浴槽への出入りの際に、邪魔に
なってしまうので、使用する本人や同居する家族
の使い勝手を確認することが必要です。

(参考文献:
 福祉住環境コーディネーター検定試験2級公式テキスト 東京商工会議所刊より)

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2007年11月08日

浴室② ~浴槽・手すり~

こんにちは、藤村です。
本日は、「浴槽」についてご紹介します。

浴槽は、底の深い「和式」と
浅い「洋式」に大きく分けられますが、
出入りのしやすさの点では、和洋折衷のものが
適しているそうです。

これは寸法にして、長さは1~1.4m、横幅は70~80cm、
高さは50~55cmほどになります。

ポイントは浴槽の深さが、床面から40~45cm
の高さになるように埋め込むことです。

bathroom002.JPG

使用する本人が実際に浴槽をまたいで、
確かめてみて高さを微調整してみると良いと思います。

また、車いすを用いて浴室に入る場合や
ベンチを浴室内で使用する場合は
その座面の高さに浴槽縁の高さを合わせます。

bathroom003.JPG


さらに、浴槽の厚みはなるべく薄い仕上げにします。
これは、厚みがあるものだと浴槽に入る際に
妨げとなり、底に足が完全に着かず
不安定になりやすいためです。


次回は、浴室の手すりについてご紹介します。

(参考文献:
 福祉住環境コーディネーター検定試験2級公式テキスト 東京商工会議所刊より)

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2007年11月01日

浴室①  ~スペース~

こんにちは、藤村です。
本日は、浴室についてです。
浴室を利用する、入浴動作は日常生活の中で
最も難しい動作を要するといわれています。

また、足元が滑りやすい上に浴槽への出入りなど
立ち上がりも複雑なものが多く、転倒や火傷など
家庭内事故の多い場所でもあります。

そこでまずは、スペースについて取り上げていきたいと思います。
もしも、入浴に介助が必要な場合は、介助者の動作を行う範囲・
スペースも考慮して壁芯1,820mm四方の広さを確保すると
十分なようです。

bathroomspace001.JPG


さらに出入り口については
浴室の通常の幅員は60cmとされていますが、
車いすを使用する場合は最低でも75~85cmは
必要と考えられています。

浴室の戸は引き戸が望ましく、ガラス製のものは避けます。
また、介助する人が出入りしやすいように「3枚引き戸」
にします。
開き戸にする場合は、緊急時に備えて外部からでも
外せる建具を用います。

なお、浴室の段差については、こちらをご参照ください。
⇒浴室の段差①
⇒浴室の段差②
⇒浴室の段差③


浴室の間取りも、ゆったりと使いやすくできるよう
いろいろ工夫してみると良いと思います。

(参考文献:
 福祉住環境コーディネーター検定試験2級公式テキスト 東京商工会議所刊より)

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