青森の家と土地を売って東京に移ることにしたのですけど、田舎は家も敷地も広いでしょう。東京とはまるで様子が違うので、とまどうことばかりでした。土地については幸い、知人がいろいろ探してくれて、ここを見つけることができたのですが、青森のような広さは望めません。建ぺい率や容積率、北側斜線規制など法的な制限も多いと初めて聞いて、どうしていいか分からないというのが正直な気持ちでした。住宅展示場を見に行っても、1社ずつ回らなければなりませんし、余計に迷ってしまいました。そんな時に、土地探しでお世話になった知人から「こういうとこがあるよ」と、セレシスを紹介されたのです。
セレシスの担当者にお会いしたら、人柄が誠実なうえ、話が客観的で説得力があります。なにより「窓口を一本化できる」と分かって、『これは助かる!』と思いました。何社ものメーカーと交渉すると、同じことをいちいち話さなければならないし、営業は自社のいいところしかアピールしないでしょう。セレシスに要望を伝えれば公正中立な立場で、適していると考えられるメーカー16社をアドバイス付きで紹介してくれます。インターネットでいろいろ調べていて、「第三者的なサイトでも、どこまで信用していいか分からない」と言っていた息子も、「セレシスなら信頼できる」と認めてくれました。
セレシスに16社のメーカーを紹介してもらい、セレシスの担当者と相談しながら4社を選び、最終的に最も私たちの要望に合っていた住友林業に決めました。06年の6月末に契約し、設計を詰めて8月末に着工、11月半ばに竣工して入居したのですが、プランニング・設計を通して、細かい点まで注文をつけました。これもセレシスに窓口になってもらったおかげでしょうね。セレシスを通して、何でも遠慮なく意見を出せたし、それに対して的確に助言してもらえたので、メーカーの設計者の方と納得がいくまで打ち合わせすることができました。とくに、法的あるいは構造的に『これはできる・これはできない・こうしたほうがいい』といった専門家ならではのアドバイスには大いに助けられました。
限られた敷地をフルに活用したい。採光などの法的規制を充たしつつ、建ぺい率・容積率を目一杯使いたい。私が茶道の師範をしているので、本格的な茶室を。青森の家は荷物が多かったので、とにかく収納スペースを十分に。広さを感じられるように天井を高く…など、あれやこれやと難しい要望を出して、セレシスのサポートのもと、メーカーに頑張ってもらった結果、まだ入居したばかりですけど、非常に満足しています。セレシスのような第三者的なアドバイザーを活用するといいと分かって、火災保険や生命保険でも同じようなサービスを利用したくらいです。プロの相談相手がいると本当に心強いと、今回の家づくりを通してのいちばんの感想ですね。