私はこうしてハウスメーカーを決めました。
- N氏邸のあらまし
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- ご家族 : 2人+賃貸住居
- 敷地面積: 323.24m²
- 建ぺい率/容積率 : 70/150
- 用途地域 : 第1種低層住居専用地域
- その他制限 : 準防火、1種高度
- ハウスメーカー : 大成建設ハウジング
- 竣工 : 2015年1月
- 建替え
- エレベーター
- 賃貸併用
駅から歩いていくと最初に目に入るのがイタリアをイメージさせる赤レンガのエントランス、さらに進んで振り返ればコンクリート打ち放しのモダンな外観。賃貸併用住宅のN様邸は二つの顔をもつ贅沢な建物。エレベータで三階のご自宅へ上がり、30帖の広々としたリビングでお話を伺いました。
【30帖のリビングは陽あたりもよく広々とした空間】
住宅消費税の増税前に決断
──賃貸併用住宅を計画された経緯を教えてください。 ここはもともと実家だった土地で、およそ100坪はあるのですが、ガレージと庭が全敷地の3分の2、残りの3分の1の敷地に戸建が建っていて、相続が発生したあとは一人で住んでいました。ただ、このままでは税務上も上手い土地の活用の仕方ではないと考え、何とかこの土地を上手く活用したいと思ってはいたのですが、具体的に考え始めたのは、住宅の消費税が8%に上がることが決まってからです。そこで全体の資金計画を考えていくと、自分の住まい以外の部分が収入を生み出す賃貸併用住宅がいいと思っていたので、消費前が5%の適用期限内に建て替えることにしました。
【自宅玄関はコンクリートの打ち放し】
大成建設ハウジングで理想のコンクリート打ち放し外壁を実現
──大成建設ハウジングに決めたのは? セレシスさんに、計画土地に目的とする賃貸併用住宅の間取りが建てられる構造と性能を持ったハウスメーカーを数社紹介してもらい検討を始めました。一、二階を賃貸共同住宅、三階を自宅にする案と、賃貸共同住宅と自宅を二棟に分けて建てる案をセレシスでの初期参考プランにより比較しましたが、一棟にしたほうが、税制上のメリットも生まれ、お互いの床面積も広く取れるということが解りました。
私はコンクリート打ち放しの外壁が好きで、結果的に言うと、それが実現可能だったのが大成建設ハウジングさんだったのです。間取りは選考段階では一時期他社のものも良かったのですが、最終的には大成建設ハウジングさんも満足のいく間取りを提案していただいたので決定しました。
賃貸入居者さんの住みやすさを重視
【賃貸共同住宅のエントランスアプローチは趣のある赤レンガ造】
──こだわったところを教えてください 外観デザインはコンクリート打ち放しのほかにもうひとつ、レンガ造の外壁も好きなんです。いつか自分で家を建てるときには、コンクリートの打ち放し、そうでなければ赤レンガ造と思っていました。そこで今回、自宅と賃貸用の共同住宅の二つの顔を持つ建物を建てるわけなので、二つとも実現できるのではないかと思ったのです。ただ、専門家の方には、モダンなイメージのコンクリート打ち放しと、レトロなイメージのレンガ造は相容れないものだと言われましたが、建物を観る側によってイメージを使い別けるというのも面白いかなと思って。どちら側をどちらのデザインにするかは悩みましたが、レンガ造のマンションは少ないし、あたたかみのある感じがして賃貸入居者さんもホッとできるのではないかと思い、賃貸共同住宅の方をレンガ造にしました。
自宅の方は、リビングを充実させたいと思い30帖の確保を前提条件にして、そこから他の部屋をどのようにするかを考えました。加えて大成建設ハウジングの建物は独自開発の空気清浄機(商品名:タルカス)が標準装備なので、空気が良いのを住んでいて感じます。セレシスさんには賃貸入居者さんと入口までの動線を別にして、お互いに気兼ね無く住みやすいようにするなど、いろいろ提案していただきましたね。
【マンション名「Amarone」はワイン醸造法の名前。アマローネ仕込みとは、個性的でちょっと高貴なランクの高いワインのこと。】
専門家の知恵を結集できるのはセレシスだけ
──セレシスを利用していかがでしたか。 先にハウスメーカーを決めず、まずこちらの要望・計画を各社に伝え、その各社からの間取りや見積・賃貸事業収支までも提案をいただいて比較検討したうえで、メーカーを決定できるところが本当に良かったと思います。選考中には各社さまざまな間取りを考えてくださったので、最終的に決めた間取りはその専門家の人たちの知恵を結集させた理想的なものになりました。ありがとうございました。