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ユニバーサルデザイン【UD】 アーカイブ

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2007年07月12日

洗面・脱衣室③  ~洗濯機編~

こんにちは、藤村です。
本日は、洗濯機に関する工夫についてご紹介します。

人間、年をとって体が衰えてきたり、
車いすを使用して家事をする場合、
その負担を少しでも軽くできたらと思うようになります。

洗濯機も使いやすさのポイントは
設置する「高さ」にあります。

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というのは、ドラムの中に入った洗濯物を取り出すときに
底の方まで手が届かないことが多いので、
洗濯機を埋め込むような方法で対処します。
(最近は使いやすい斜めドラムのタイプもありますが。)

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設置する高さはブロックなどで調整します。
また、埋め込み部分に溝ができますので
車いすの場合、車輪が溝に入り込まないように
「立ち上がり」を設けて保護します。

工夫次第で家事の負担がだいぶ抑えられますので
お住まいについてお考えの際、
併せて参考にしてみてはいかがでしょうか?


(参考文献:
 福祉住環境コーディネーター検定試験2級公式テキスト 東京商工会議所刊より)



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2007年07月05日

洗面・脱衣室②  ~洗面カウンター編~

こんにちは、藤村です。
本日は、車いすを使用する方にとって
使いやすいカウンター式の洗面台について
ご紹介します。

一般的に洗面台は下部が収納棚になっている
タイプのものをよく見かけますが、
「カウンター式」のもので、台の下に
スペースのあるものが良いそうです。

車いす対応の洗面カウンターは、台の厚みが薄く
奥行きがあるので、いすが奥まで入りやすくなっています。
また車いすのアームレスト(腕をかける部分)
とぶつからないように高さを調整します。

ポイントは洗面台の高さですが、
台を高く設置してしまいますと、使用中
水が腕を伝って床にこぼれやすくなってしまいますので
取り付ける位置をしっかり確認することが大切です。

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また下部の排水管は、使用する人の膝や
いすに当たらないように、パイプを
後方または左右にずらします。

さらに洗面台の鏡は、腰掛けた状態で
胸から上が映り、立った状態で顔の見える大きさが
最適です。


最近では、家族それぞれの使いやすさにあわせて
高さを調整できる昇降式の洗面カウンターも
市販されているそうですが、
奥行きまで考慮されたものはあまりないそうです。

次回は、洗濯機・乾燥機の設備についてご紹介します。

(参考文献:
 福祉住環境コーディネーター検定試験2級公式テキスト 東京商工会議所刊より)


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2007年06月28日

洗面・脱衣室①  ~スペース編~

こんにちは、藤村です。
本日は、高齢の方や体の不自由な方にとって
使いやすい洗面・脱衣室とは?というテーマでご紹介します。

洗面・脱衣室は日常生活の中で、衣服の着脱や、清拭、
洗顔・歯磨きなど特殊な動作が多くまた、
住居の中でも多くプライバシーに係わる特徴のある場所です。

身体の衰えや障害から
立ち続ける姿勢を保つのが難しくなった場合に
なるべくこれらの動作を行うときは、
イスやベンチに腰掛けて体を安定させて行うのが安全ですが
スペースの配慮が必要となります。


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狭い場合は、トイレと洗面室を共同にしてワンルーム化
するという方法もあります(便座に腰掛けて着脱を行います)。

ただし、この方法が「家族の使い勝手に合わない」という場合は、
隣に寝室を設けて、そこで着脱できるようにする方法も考えられます。


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ただ、寝室から移動する際の動線や、特に冬場の暖房設備
には気をつけなければなりません。
これは、急激な室内の温度差から、心臓に負担をかけないようにするためです。

(参考文献:
 福祉住環境コーディネーター検定試験2級公式テキスト 東京商工会議所刊より)

次回は、洗面関連の設備についてご紹介します。

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2007年06月21日

視覚から考える住まいづくり⑦

こんにちは、藤村です。

本日は、視覚障害のなかでも「まぶしさ」を
通常の人よりも感じるケース(羞明・しゅうめい)に
応じた住まいの工夫についてご紹介したいと思います。

通常よりも強く「まぶしさ」が感じられると、
周囲の様子がはっきりと見えず、
室内を移動する際にも探り状態で歩くようになったり、
おそるおそる生活用品に手を伸ばすような状態になりやすく
非常に不便を強いられます。

なお症状として羞明を訴える眼病は多く
白内障をはじめ、高齢になるに従って発症しやすくなります。

この「まぶしさ」を防ぐには、屋内に入り込む光の反射を
いかに防ぐかがポイントとなります。

窓にカーテンやブラインド、障子を取り付けることはもちろん、
庇を長めにとったり透光度の異なるカーテンをつけられるよう
カーテンレールを二本ほど取り付ける工夫もあります。

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また、壁や床の材質に反射しにくい材質のものを選ぶと
よいそうです。
太陽の光だけでなく室内の蛍光灯の光にも
気をつけなければならないので
床の仕上材はつやのない方が適しているそうです。

(参考文献:
 福祉住環境コーディネーター検定試験2級公式テキスト 東京商工会議所刊より)




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2007年04月29日

視覚から考える住まいづくり⑥

こんにちは、藤村です。

本日は、収納についてのお話です。

誰にとってもそうですが、棚の奥行きがありすぎても
奥の方にしまってある物に手が届きづらく、手前の物を
一旦取り出して…という不便さを感じることがあります。


特に目の不自由な方にとって収納棚は奥行きが浅く
横一列に並べられるものが安全で使いやすようです。


棚は横幅を自在に変えられるタイプのものが
機能的で無駄なく効率的に収納できます。


ここで、注意点をひとつ。
もし、棚に扉をつけるときは、開き戸の閉め忘れから
ぶつかる危険が生じるので、安全な引き戸が望ましいようです。


また、収納に手が届かず踏み台やイスを用いることを
なるべく避けるために、かかとが床についた状態で
最上段に手が届くようにあらかじめ棚の高さを決めておくと
よいそうです。




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