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ユニバーサルデザイン【UD】 アーカイブ

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2007年04月26日

視覚から考える住まいづくり⑤

こんにちは、藤村です。

以前、弱視や目にかすみを感じる方にとって、
住居内の家具等にコントラストをつける
工夫をご紹介しましたが、今回は
「スイッチプレート」のお話です。

「スイッチプレート」は、電化製品のコンセントや
照明のスイッチ部分をカバーするもので
ホームセンター等で市販されています。

壁と対照的な色を用いることで、電源の位置がどこにあるのか
見分けがつきやすくなるメリットがあります。

spno.JPG
【↑壁の色と同系色の場合、見分けがつけにくい】

sp.JPG
【↑木製のプレート】       【↑アルミ製のプレート】

sp%20art.JPG
【↑中にはかわいらしい模様や、贅沢な陶磁器製のプレートも】


さらに、部屋の雰囲気に合わせて
好きな色や模様、材質が選べるので、一般的に普及してきているそうです。

ご興味を持たれた方は、ネットやカタログ、ホームセンター等で
ご覧頂いてみてはいかがでしょうか?


セレシスへのお問合せはこちらです。

2007年04月24日

視覚から考える住まいづくり④

こんにちは、藤村です。

本日はガラス戸についてです。
ガラス戸は一般の住宅では、ガラス窓や掃きだし窓(⇒用語)
用いられますが、透明でガラスの向こう側にあるものが
そのまま見えるため、視力の極端に弱い方にとっては
突き進もうとしてぶつかってしまう危険性があります。


そこでやはり活躍するのが「色テープ」。

床面から1.4~1.6mほどの高さで
ガラス戸に対して横方向になるように
テープを貼ります。

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↑こうすることで、ガラス戸の存在を知らせる目印が
視野に入り、衝突する事故を防ぐことができます。


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2007年04月19日

視覚から考える住まいづくり③

こんにちは、藤村です。

本日は弱視の方や目にかすみを感じる方(⇒前回のブログを見る)
にとって安全な階段の工夫をご紹介致します。

階段は家庭内に起こる事故で頻度の高い場所です。
特に目の不自由な方にとってはこのように見えるケースがあります。

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(※見え方には個人差があります。)

そこで、「色テープ」を用いてこのような不便や危険性を回避します。
色テープを段鼻部分につけると、このように段差の目安が
わかりやすくなります。

%E9%9A%8E%E6%AE%B5B.JPG

さらに一工夫して、階段の上り始めと下り始めに
また別の色テープを用いると、もっと安全性が保てます。

さらに階段についてご興味をお持ちの方はこちらより
ご覧下さい。
⇒カテゴリー・階段



セレシスへのお問い合わせはこちらまで。

2007年04月15日

視覚から考える住まいづくり②

こんにちは、藤村です。

本日は前回に引き続き、視覚に障害のあるケースに応じた
住環境づくりのお話をしたいと思います。
今回は「弱視」の方や目に「かすみ」を感じる方にとって
どんな工夫をすることで住み心地がよくなるかご紹介します。

「弱視」は、両目の矯正視力が0.3未満、擦りガラスを
通して見ているような「かすみ」を感じる方が多くいらっしゃいます。
また目の「かすみ」は、白内障や緑内障などの症状にもあらわれ
目の不自由を感じる方が多くいるのも事実です。

このようなケースでは
一般的にコントラストの識別が難しいので、
同系色の家具や床材、壁などを使用するのは避けたほうが
安全です。
(たとえば部屋全体を白で統一するのはNG!)

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 ↑様々な色のコントラスト

また照明が暗すぎると見えにくかったりするので、
十分な明るさも必要ですが
ただ、単に明るくすればよいのではなく
白内障の場合は極度のまぶしさを感じる症状があるため、
照明器具を慎重に選ぶ必要があります。

次回は、住居内の各部分の工夫に関して
具体的にご紹介したいと思います。



何かご質問がございましたらこちらまで。

2007年04月12日

視覚から考える住すまいづくり①

こんにちは、藤村です。

私たちは、日常生活で必要な情報のうち
80%以上を視覚から得ているそうです。
もしも、この視覚に何らかの障害があった場合、
当然日常生活に不便が生じます。

そこで本日は、視覚に障害のあるケースに応じた
住環境づくりのお話をしたいと思います。

「視覚障害」と言ってもその症状は様々。
視力が著しく低下し、そこから様々な不便が生じる
「視力障害」。
目を動かさずに見える範囲(視野)が狭くなる「視野障害」。
大きくこの2つに分かれます。


視力障害のひとつ「盲(もう)」は視覚に頼ることができず、
読み書きは点字を使い、移動歩行するときは白杖
(はくじょう)を使って一歩先にあるものを確かめ
ながら進みます。

住居内では、家具や壁に触れながら移動することが
多いので、なるべく凸凹にならないように配置を決めます。
間取りは直線的で動線の短いシンプルなものが住みやすいようです。
そして、ドアは半開きの状態だと危険なので、引き戸にすると安全です。


s-yukazai.JPG s-yukazai2.JPG s-yukazai3.JPG


また、各部屋の床材を異なる材質にして、足の裏の感覚から
どの部屋にいるか判別できるように工夫します。
目の見えない人にとって、それだけ情報が不足するため
住居内に目印となるものが必要だからです。

次回も視覚障害に関する住環境づくりについて
ご紹介します。


セレシスに関するお問い合わせはこちらまで。

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