こんにちは、金曜日担当のきんちゃんです。どうぞ宜しく!
前回は室内熱の逃げ方に関連して
ガラスの種類についてお話しました。
※まだご覧になっていない方はこちら。
今年は、桜の開花予想が例年に比べ、10日程早いといわれていますが、
そうなると早速、お花見の準備に取りかからなくては…ですね!?
気候もだんだん良くなるこの季節…外出の機会も増えてきます。
そこで今回は、“ガラスに関する防犯対策”のご紹介です。
日本経済新聞 2月24日(土)付の記事に、色々と詳しく載っておりましたので、
そちらを参考に考えていこうと思います。
戸建住宅の侵入で最も多いのが、ガラス破りです。
これは7割近くにものぼるそうです。
皆さん、ご存知でしたか?
記事によるとガラス破りの手口は、
①「こじ破り(三角破り)」
②「打ち破り」
③「焼き破り」
の三種類が、代表的な方法だという事です。
①「こじ破り」は、窓の錠部分のガラス溝に道具を差し込んで小穴を開け、そこ
から指を入れて解錠する。
②「打ち破り」は、ハンマーやブロックをガラス面にたたき付けて破壊する。
③「焼き破り」は、錠周りのガラス面で火であぶり、そこに水をかけて急激な温
度変化を起こし、ガラスに穴を開ける方法。
そこで、ガラス破り対策になりますが、
効果的だといわれるのが、
『ガラスの強化』 と 『補助錠の設置』 などです。
『ガラスの強化』には、既存のガラスを防犯ガラスに取り換える、
防犯フィルムを張るのが効果的です。
防犯ガラスを使用することでガラスの貫通が困難になり、侵入盗を防ぎます。
そして防犯ガラスはその他にも、UVカット機能や断熱・遮熱性能、結露対策、
防火性能など、防犯以外にも多くに優れた面を持っています。
『補助錠の設置』に関しては、DIYショップなどでサッシの補助錠が簡単に手に入るので、
上下のサッシ枠にビスで取り付ける対策も非常に有効です。
これらの防犯対策用の部材はCPマークの製品から選ぶと良いようです。
CPマークとは、官民合同会議による性能試験に合格した防犯建物部品に表示で
きる共通標章で、侵入に五分以上を要する防犯性能の高い建築部分とされてい
ます。安心に利用することが出来るのがCPマークの製品です。
特に最近では「空き巣」による住宅被害が多発しています。
その中で、今まで“無関心”と思われていた人たちも、
防犯対策に興味を持ち始めています。
以前に比べ、防犯ガラスや補助錠を取り付けた家庭が
確実に増えている感があります。
しかし、一番効果的なのは今も昔も“人の目”といいます。
地域でお互い助け合い、安全で住みよい街にしていくのが、
理想的なのではないかと思っています。