こんにちは。
金曜日担当のきんちゃんです。
(本日は土曜日ですが・・・。)
季節も段々、春に近づいてきましたね。
さて、今回は“住まいのガラス”についてお話をさせて頂きます。
この前、日本経済新聞 2007年2月17日付の朝刊にそのような内容の
記事が載っておりました。
住宅のガラスの種類といっても、大きく3つに分かれるという事です。
まずは、以前の戸建住宅のスタンダードともいえる“一枚ガラス”。
様々な場所で、ごく一般的に使われていました。
しかし、“一枚ガラス”には最大の欠点が…
それは暖房などの熱が、大量に窓から逃げてしまう事です。
データだとおよそ5割程、つまり半分外へ逃げてしまう計算になります。
【 ↑↑ 結露し放題の窓ガラス(1枚ガラス) ↑↑ 】
こんな状況だと、せっかく点けている暖房器具が、
非常にもったいなく感じてしまうのは私だけではないと思います。
最近では、ガラスやサッシ等の開発が進んでいて、
そこからなるべく熱を逃がさないような工夫がされています。
その代表的なものが“複層ガラス”です。
例えば、“1枚ガラス”の熱の逃げ方を100%とすると、
複層ガラスはその57%まで逃げるのを抑えてくれます。
なぜ複層ガラスにするだけで、
ここまで熱を逃がさないようにできたのでしょうか?
秘密は、ガラスとガラスのすき間にあります。
一般的にすき間には、アルゴンガスなどの不活性ガスが
詰められています。
そのため、ガス層は熱を伝えにくいといいます。
その複層ガラスですが、
新築戸建住宅の約60%、集合住宅にも約35%を
超えるまでの普及率となっています。
更に、二重ガラスの内側表面に特殊な金属膜をつけた
“Low-E”ガラスも、価格は高いですが着実に普及し
始めています。
やはり、冬は暖気が逃げず、夏は外からの熱が入って
こないような仕組みになっております。
こうして追ってみますと、以前は水滴や熱が逃げて
しまうのが当たり前な感じがしましたが、最近では
多くの高機能なガラスが登場し、消費者のニーズに
対応しています。
住居の侵入を防ぐ、“防犯ガラス”が良い例です。
当社の提携ハウスメーカーにおきましても、各社が
優れた性能を兼ね備えた複層ガラスや“Low-E”が
サッシ等に利用されています。
普段はあまりスポットライトが当たらない
“住まいのガラス”ですが、
地球環境や室内環境に優しい“ガラス”は、
今も昔も、住宅の・生活には欠かせないものに
変わりはありません。